はじめに
こんにちは、まえしまです。
私は今フリーランスとして働いており、毎月請求書を作成しています。
毎月の請求書を作成するという決まった作業を自動化できれば、業務効率化につながると思い、自動化ツールを作成してみました。
私と同じように毎月の請求業務が面倒に感じている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。
なお、今回作成にあたって以下の記事を参考にさせていただきました。ありがとうございます!
https://www.i2me.net/home/?p=600
マネーフォワード クラウド APIスタートガイドの公式チュートリアルも参考になるので、載せておきます。
https://developers.biz.moneyforward.com/docs/tutorial/introduction
請求書の自動化の仕様について
前提について
まず前提としてこの記事では、タイトルにも書いている通りGoogle Apps Script (GAS) とマネーフォワードクラウドのAPIを使って、請求書を自動で作成する方法について説明します。
また請求書に記載する単位については、稼動時間をスプレッドシートで管理している勤怠管理表から値を取得しています。こちらも以下の記事でテンプレートを配布しているので、もしよかったら活用してみてください。
https://maeshiiii.com/posts/attendance-template
請求書の自動化の仕様について
今回作成する請求書の自動化に関する仕様は、主に以下の通りです。
- 毎月1日に自動で前月分の請求書を作成する。
- 請求する金額は、稼動時間 x 単価という算出で請求する。
- 稼働時間は勤怠管理スプレッドシートから取得する。
- 請求書はマネーフォワードクラウドで用意されているテンプレートを使用する。
今回の自動化作成の記事は、計5記事に分かれています。
今回やっていくこと
まず今回の記事でやっていくことは、以下の2点です。
- GASとスプレッドシートの準備をする。
- マネーフォワードクラウドのAPI利用申請を行う。
これらの記事を通して、毎月の請求書作成を自動化しましょう!
GASとスプレッドシートの準備
それではここから実際に請求書の自動作成を行っていきましょう。
まずは、必要なスプレッドシートとGASプロジェクトの準備から行います。
スプレッドシートの作成と必要なデータの準備
まずは、スプレッドシートで必要なデータを準備します。以下の記事を読んでスプレッドシートの作成と必要なデータの準備をしてください。
ToDo: 記事のリンクを貼る
Google Apps Script (GAS) プロジェクトの作成方法
次に、Google Apps Scriptを使ってApps Scriptを作成します。
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スクリプトエディタを開く
- スプレッドシートを開きで、上部メニューから「拡張機能」→「Apps Script」を選択します。
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プロジェクトの作成:
- Apps Scriptが開けたら、タイトルとファイル名に任意の名前をつけましょう。
- 以下の画像では「請求書の自動作成」とつけています。
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左側メニュー「プロジェクトの設定」を開き、スクリプトIDをコピーしておきます。
マネーフォワードクラウドアプリの準備
スプレッドシートとGASプロジェクトの準備ができたら、今度はマネーフォワードクラウドの準備を行なっていきます。
今回マネーフォワードクラウドで請求書を発行していくので、マネーフォワードクラウドAPIを利用する必要があります。そしてこのAPIを使うには、利用申請とAPIキーの取得をする必要があります。
マネーフォワードクラウドにログインして進めていきましょう!
マネーフォワードクラウドのAPI利用申請
まずは、マネーフォワードクラウドのAPIを利用するために、以下の手順でAPI利用申請を行います。
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マネーフォワードクラウドにログインをする。
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こちらのマネーフォワードクラウドのAPI申請ページにアクセスをする。
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「APIの利用を開始する」ボタンをクリックする。
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事業者の選択画面で事業者を選んで、「選択」をクリックすると、アプリポータル画面が表示される。
必要なAPIキーの取得方法
次に、APIキーを取得します。これらのキーはGASで認証に使用されます。
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アプリポータルの左側メニュー「アプリ開発 [開発者向け]」→「新規登録」をクリックする。
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以下の画像のように値を設定して、「登録」する。
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アプリ名称は任意のテキストでOK。
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リダイレクトURIは、
https://script.google.com/macros/d/[スクリプトID]/usercallback
と入力する。スクリプトIDはGoogle Apps Script (GAS) プロジェクトの作成方法の手順3でコピーしたIDを指定すること。
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新規登録したアプリの詳細を見ると、Client IDとClient Secretが表示されます。
- これらの情報は、後ほどGASで利用します。
ここまでお疲れ様でした!
この準備編を通して、スプレッドシートとGASの基本設定、そしてマネーフォワードクラウドAPIの利用準備を完了させることができました。
次回の記事では、GASとマネーフォワードクラウドを連携させるための認証について詳しく説明します。